2024.03.07
資産運用アンケート2023報告書
公益法人協会法人資産運用アンケート2023報告書
公益法人協会が行った「資産運用アンケート2023」の結果についての報告書をお届けします。今回のアンケートでは顕著に資産運用におけるポジティブな変化が見られました。
公益法人だけでなく、学校法人、その他法人の皆様も資産運用について考えを巡らせる良い起点にもなると思われますので、是非一読ください。
*弊社がアンケート結果を集計・分析し報告書を纏めております。
資産運用アンケート 2023(ダイジェスト版) -現状からの問題提起-
*弊社がアンケート結果を集計・分析し報告書を纏めております。
◆資産運用アンケート 2023 の概要
本アンケートは 2023 年 11 月 20 日~2023 年 12 月 15 日に実施した。任意抽出の(財団法人 451 件、社団法人 82 件、学校法人 1 件)を対象とし、計 239 件(回収率 44.8%)の有効回答を得た。
質問項目は、①資産運用の現状、②運用管理体制・手続きの現状、②今後の資産運用に関連した対応、④今後の見通しと課題など、公益法人の資産運用の現状について幅広く聞いた。
回答は、(1)資産規模別、(2)運用収入依存度別、(3)運用内容の多様化度別のクロス集計を実施した。
また、前回 2017 年の資産運用アンケート結果とも比較している。
本アンケートの目的は、公益法人の現状を把握すると共に、共有情報として、今後の資産運用に生かしていただく為の基礎資料の策定である。
◆公益法人の資産運用の現状
資産運用アンケートを通して見えてきたことは、事業・資産運用についてのポジティブなマインドの変化が、多くの法人で起こっていること、今後もこの変化は続きそうであることである。
具体的には、
①過去のデフレ時代から、今後のインフレ時代にも負けない事業の維持・拡大意識と意欲の高まり
②その為に必要な、より高い水準の運用収益追求
③それを支える為の運用内容と運用体制の改善、である。
今回のアンケートからは、法人の具体的な投資行動、運用体制・運用手続きについてのポジティブな変化が随所にみられる。
しかしながら、同時に、これらの変化は始まったばかり、道半ばであり、未だ十分ではない。今後の課題もまだまだ多い。