2019.07.16
事業資金が足りない
Facebookコラム粟津 久乃
今期の事業活動資金が足りない!?という事態を拝見しました。
ある学校法人を紹介され訪問したところ、利付債の利回り低下や、EB債のノックインなどが重なり、今期、見込んでいました運用収益が不足し、どうしたら、良いでしょうか、というご相談を受けました。
今期はもちろん、来季以降の見通しも立っておらず、、、
コンスタントに安定した収益計画は全くない状況でした。
学校や財団法人に資産管理の話をうかがうと、意外にも長期でのリスク管理をあまり実行されていないことに気づかされます。
法人自体の事業の資金計画に対して、運用財産からの収益を長期目線で管理できてないことも多いです。
理由の1つは、長期目線での安定した資産運用の収益の見込みが立たない、ということもあるのでしょう。
これだけの低金利下では、利回りを求めるとリスクが大きくなり、長期の収益など安定的に見込める筈がないと考えていらっしゃるのかもしれません。
しかし、この低金利下でも、安定した収益を見込み、長期目線でリスク管理できる運用方法は全く無い訳ではないと考えます。
それに気づいてもらい、学校や財団法人の年度資金計画は勿論、長期的なそれにも貢献できることが、弊社の仕事だと思います。