繰り返すが、公益法人の資産運用を『適切』に保ち、 その『持続可能性』を高めてゆくためのカギとなるのは、 適切な資産運用責任者(CIO)の確保と育成である。 ①内部人材の育成(能力の引き上げ) ②能力の有る外部人材の法人 […]
組織の資産運用責任者(CIO)には、 これまで紹介した専門知識・専門能力の他にもう一つ、 絶対に欠かせない能力が有る。 それは専門知識・専門能力をアウトプットして、 組織にちゃんと伝え、組織をリードし続けられるコミュニケ […]
前回は資産運用責任者(CIO)に求められる専門知識・専門能力について列挙した。 (年金)コンサル(その他一般の金融機関サービス)に頼る場合の留意点について、 列挙した同じポイントから比較したい。 著者の金融業界における長 […]
まず、資産運用責任者(CIO)の仕事のスタートラインは、 組織の運用目的・目標とそのための手段の理解である。 それ以降の仕事は全て、この原点に沿っているかどうかということを 慎重に判断しながら進めることになる。 未来永劫 […]
前回までは数回に渡って「法人資産運用を支える学術・実証研究」について解説してきた。 過去約70年間にわたる学術・実証研究の最大の成果は、 我々投資家が資産運用を実施する際の意思決定基準を体系化したことであった。 つまり、 […]
将来は何人にも判らないという大前提の元、 法人や基金の資産運用はリターンを求めつつ同時に リスクを低減していかなくてはいけないという 意思決定から逃れることはできない。 1952年、米国のハリー・マーコビッツ博士は、 こ […]
前回のコラムは、学説・実証研究を踏まえた、 アクティブ運用(金融市場の中から一部の銘柄だけを取捨選択したり、 売買タイミングを図ったりすることで金融市場の平均以上の運用成績を目指す) の選択時の留意点・チェックポイントを […]
前回のコラムは、米国ウィリアム・シャープ博士が1964年に提唱した学術仮説、 CAPM(Capital Asset Pricing Model 資本資産評価モデル)の実証研究について触れた。 明らかになったことは、 流動 […]