2017/03/30

2017年3月末に開始した取り崩し運用も3か月経過しました。
この春は、フランス選挙、北朝鮮問題、アメリカ利上げ、など少し心配なイベントもありましたが、結果としては、
3000万円が6月末の時点で、
現金:228,273円
有価証券評価額:30,304,652円
合計:30,532,926円
と、プラス約53万円と順調な滑り出しになりました。
経過データを更新しました。
ほっとしている方、
こんなことならもっとやっておけば良かった、
また、
本当にこのまま続くのか、
もっとニュースやマーケットの動向に注意する必要があるのでは、
などとお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかすると、9月に取り崩す予定の50万円を先に取り崩したほうがよいのではないか、
殖えた80万円を利益確定したほうが良いのではないか、
とお感じの方もいるかもしれませんが、ここはぐっと我慢して9月まで待ちたいと思います。
このように書くと、中には、今後9月まで値上がりが期待できるのか? と思う方もいるかもしれません。
今と比べ9月の方が値上がりしているのか、値下がりしているのかは正直わかりません。
もしかすると値上がりしているかもしれないし、もしかすると値下がりしているのかもしれません。
当初決めた3月、9月の取り崩し通りにやる理由
1.毎回今が取り崩しのチャンスかどうか判断して、それなりの確率で的中するならよいが、それは期待できない。
そもそもそんなことができるなら、長期投資も分散投資も必要ない。
2.9月に値下がりし、やっぱりあの時に取り崩しておけば良かった、と思うかもしれないが、逆に、9月に値上がりし、焦らず決めた時期まで待って取り崩せばよかった、
となることもある。
毎回、当たるか当たらないかの判断をするのも、時期に任せるのも長いスタンス(今回は老後の30年間、お金が枯渇しないように)ではそんなに変わらないと考えることができる
3.今回の資産運用は、機を見るに敏に、動くことでマーケットの短期の変動を狙うものではない。また、個別の投資対象の優劣をリサーチして投資するものでもない。
長期間で期待できるアセットクラス(株式、債券といった資産の種類)ごとの平均的なリターンの獲得を目指すものである。
マーケットが動き、その結果評価額が殖えたり、減ったりすることがあります。その都度、今後はどうなるのかを予想しても無駄とは言いませんが、成果に高い確率で結びつくことは期待できません(できる方は是非どうぞ)。
わからないことをわかろうとする、
予想しても報われない可能性が高いことを無理に予想する、
このようなことはやめて、自分がコントロールできること
この場合は、
リーマンショック級の下落があっても回復まで待てるか、
回復するまでの期間、取り崩す必要が無いか、
だけはしっかりチェックしましょう。
わからない、という前提で取り組むことができれば資産運用は格段に易しくなると思います。