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取崩し運用の記録 2017年4月 1か月経過

time 2017/05/03

取崩し運用の記録 2017年4月 1か月経過

退職金取崩し運用の推移を更新しました。

取崩し運用を開始して1か月が経過しました。月中は元本を若干下回る評価額でしたが、第一回目のフランス大統領選挙後に円安、株高の方向に動き、

有価証券の評価額は、+340,132円
4月に受け取った分配金は、41,625円(税引き)

となり、現金は、76,815円、現金を含めた評価額は、30,381,757円になりました。

このぐらいのペースで推移してくれれば計画通りの取崩しができますが、途中で必ず大きな変動があることは想定していなければなりません。それでも投資を継続することが大切だと考えています。

積立投資や一括投資のポートフォリオでは長期的な資産の増大が目的だったので、なるべく分配金が出ないファンドを選択しました。それに対し、取崩し運用のポートフォリオでは、分配金が出る東証上場のETFを活用しています。

ETFの分配金は、原則的には、

配当、受取利息など - 支払利子、信託報酬など費用 = 分配金

なので特別分配金という概念はありません。ETFに組み入れられている証券の配当や利息のみを分配金の原資にしている(株式の配当や債券の利息と同様)ので、元本の取崩しはありません(元本部分の価格変動はあります)。

ETFは、ローコストで分散投資ができ、かつ証券取引所で取引ができる、というメリットがあり世界では急激に取引高が増えています。

ご参考:世界最大のETFプロバイダー(掲載時点)、ブラックロック社のHP

日本では、主に金融機関が多く保有しています。個人に対しては金融機関がほとんど紹介しないことからあまり知られていません。そのため現時点では売買高が少ないので、購入時、売却時には指値を利用したほうがよいでしょう。

ある程度以上の大口の場合には、市場を通さずに設定と解約ができるので流動性については投資信託同様に高いと考えてよいのではないでしょうか。