2017/03/30

投資信託をどこで買うかを決めるための3つ目のポイントは「相談機能」です。
インターネットや書籍などで自ら情報収集をして、購入商品、運用ポリシーを自分で決めることができる方は敢て営業マンと相談する必要はないと思いますが、
ネット証券のホームページを見ても何が書いてあるのかよくわからない、という方も多いと思います。人には得て不得手がありますし、仕事を持っている方は時間的な制約もあるので、複雑な金融商品を理解することは難しいという方も多いと思います。
希望や状況(資産や家計の収支、今後のまとまった支出など)を伝えれば、それに沿った提案をしてくれるのであればとても便利だし安心です。
では、どこで誰に相談すればよいのでしょうか?大きく分けると2つの選択肢があります。
1.金融機関(a:銀行、b:証券会社、c:金融機関の代理店)などの営業マン
2.金融機関に所属をしていないファイナンシャルアドバイザー
1=金融商品の販売による収益でビジネスを行っている
2=金融商品の販売よる収益ではなくクライアントからのアドバイス料でビジネスを行っている(当社のようなところなのでここでは割愛)
1(a,b)の営業マンは一般には高学歴で優秀な人が多いと思われています。にもかかわらず金融庁の調査によると十分な成果をお客様に提供できていないようです。
金融庁モニタリングレポート 2014年7月
(17P、18P )
一流と言われる学校を卒業して、一流と言われる大手の金融機関で働いているのですが、お客様の利益と会社の利益を両立させるのはとても難しい、ということだと思います。
このような現実を理解した上で上手に相談するために大切なことは、
ご自身の投資ポリシーを明確にする、
ということです。例えば当サイトにあるような方法でやりたいが個別商品の選択はやって欲しい、というような形での相談です。
極端な話、どんなに手数料が高く、頻繁に売買してもよいのでハイリターンを目指してほしい、というものでもよいでしょう。
できれば避けていただきたいのは、「ボーナスで何かよいものありませんか?」、というような相談です。
ライフプラン、お金の色分け、長期投資、分散投資、お客様の要望によって選ぶためのヒアリングシート、などの営業ツールが出てきて一見すると要望に沿ったものを提供するように見えますが、現実には売りたい商品やサービスに誘導されるようなケースも少なくないように見受けます。
営業マン(金融機関選び)の参考としては、例えばお子さんがいる方であれば学校選びににているかもしれません。親は子供の教育には関心ないので、とにかく学校でうまくやってくれ、やり方はよくわからないのでお任せで、という方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?
親御さんの教育方針(ざっくりでも)があって、共感できる教育方針の学校を選ぶのではないでしょうか?そのうえで細かいところは任せる、ということなのだと思います。
お子様同様、お金も大切です。お金の教育方針はしっかりと決めて、その方針を実現してくれそうな営業マンや金融機関を選ぶことが大切になると思います。