2017/03/30

2017年3月末に開始した一括運用も4か月経過しました。
2017年3月末 10,000,000円
↓
2017年7月末 10,481,436円
と4か月で約48万円増と順調に推移しています。
当初資産配分から比べると、(2017年3月末→2017年7月末)
日本株式 4% → 4.09%
先進国株式 36% → 35.86%
新興国株式 20% → 20.88%
新興国債券 20% → 19.74%
新興国債券ヘッジ有 15% → 14.54%
先進国リート 5% → 4.9%
と日本株式と新興国株式の上昇率が他に比べ少し高かったのですが、リバランスをするほどの変化はありませんでした。
このシミュレーションは、10年~15年程度の時間をかけて、リタイヤメント資金を作ることをイメージしています。
なので、多少の値上がりで利益確定などはせずに継続保有で行きたいと思います。
投資や資産運用をすることで、経済やマーケットの動きを見るようになる、ことがメリットの一つだ、と言われることも多いようです。悪いことではないですが、長期的な資産形成に必ずしも役立つわけではない、というのが当サイトの立場です。
今年2月に日本経済新聞の夕刊に「トランプ相場を読む」というコラムがありました。世界経済やマーケットに大きな影響を与える世界一の経済大国のアメリカ大統領が誰かによってマーケットがどう動くかは、当然大きな関心ごとですよね。
2017年2月15日 日本経済新聞より
記事とともに右図のようなグラフが記載されています。ただ私がこのグラフを見たときの印象は、記事の主旨とは異なり、
継続保有していた人が最も資産を殖やしたのではないか、
というものです。
この記事の執筆者のように大統領によるマーケットの変動を上手に読み、良い時だけ投資、何年かに一度のクラッシュの時は事前に撤退、ができればよいのですが現実的には難しいのではないでしょうか?
資本市場は何年かごとに大きな下落を伴いながら上昇をしていくものだ、と割り切り、継続保有するのが最も簡単に資産を殖やすことができるように見えます。
ちなみにグラフのスタート地点である1983年のNYダウは、1300ドル程度です。2017年7月末現在、21,900ドル程度ですから、約16倍になっていることになります。
マーケットの動向を読み、「上手く」立ち回ることができなくても、十分な投資成果を得ることができる、ということを知っておいても良いのではないでしょうか。