2017/03/30

評価額等の推移(9月末の基準価額で10,000円追加購入したデータを更新しました)
7回(70,000円)を積立したものが、9月末の評価額で、73,630円になりました。
この夏は北朝鮮情勢などが心配されましたが、ある意味予想外に上昇しました。
先日、ある企業の確定拠出年金の説明会に行ってきました。その中で、
「今後、マーケットが値下がりすると思ったら株式比率を少なくする、もしくは拠出額を少なくするのがよいですよね」、
という質問をいただきました。一見するとその通りなのですが、実際に時間をかけて資産形成をする場合には別の考え方をしたほうが良いかもしれません。
仮に予想通り値下がりをした場合、どこかのタイミングで株式比率を高めなくてはなりません。もし、株式比率を高める前に、マーケットが回復してくると、大きな機会損失になります。
また、そもそも当初予想がはずれ、マーケットは下落せずに上昇するかもしれません。その場合も機会損失になります。
このような予想をしてうまくいくためには、マーケットの下落という当初予想が当たり、上昇する前に株式比率を高める、つまり2回連続して予想を当てる必要があります。
このようなマーケット予想に自信がある方は良いですが、そうでない方はオーソドックスに投資期間に応じた株式比率のポートフォリオを継続保有したほうが高い確率で資産を殖やすことができるのではないでしょうか?
実際にプロ中にプロ、と言われるファンド会社であっても、マーケット平均を上回るファンドは、半分を切る、というデータもあるくらいです。
ましてや時間や情報に制約がある個人投資家がコンスタントに予想を的中させることは難しい、という前提の投資をしたほうがよいのではないでしょうか。