2017/03/30

「井上さん投資家になる」で井上さんが購入しているファンドはその後どうなっているでしょうか?井上さんも継続中です。
2007年9月から毎月10万円の積み立てをしたグラフになっています。(購入手数料考慮せず、信託報酬控除済、分配金再投資。モーニングスター社のデータを当社にて加工)
2017年1月末
2007年9月から毎月10万円づつ継続してきた積立の投資累計額:11,300,000円
2017年1月末時点での評価額:16,444,744円
ポイントは2つです。
- 投資開始直後にはリーマンショックがあり大幅なマイナスの時期が続きましたが、値下がりした時も投資を継続したことで大きく成果を得ることができています。
- よく積立投資はリスクが減る、ということが言われますが、現状は1600万円の一括購入をしたものを保有しているのと同じことになります。たまっている分が大きくなってきたら、保有している商品のアロケーションが適正がどうか年に1度程度は確認することをお勧めします。(アロケーション:株式、債券など資産の種類ごとの組み合わせの割合)
こちらのグラフは、この投資信託設定時からの価格(基準価額)の推移を表しています(青の線)。2001年から2007年までは順調に値上がりしていましたが、2007年夏にサブプライムローンが表面化し、翌2008年9月のリーマンショックに至り、その後2009年春まで大きく値下がりしました。約4割程度の値下がりで止まりましたが上昇まではしばらくかかっています。
2017年1月末時点での分配金込み(再投資)基準価額は、18,529円と約1.8倍になっています。
オレンジの棒グラフは、その月に購入した場合、現時点(2017年1月末)でどのくらい増えているのか、減っているのかを表しています。
ここでわかるのは2点です。
- 同じ商品でも購入する時期によってパフォーマンスが異なる。当然といえば当然だが、値下がり時に購入したほうがパフォーマンスは良くなる。
- 値下がり時に購入するのは、実際はとても怖く感じることも多い。それでも購入できるための根拠や資金コントロールが必要
- その時は、大きな値動きに見えても長い時間が立つと明日の方が安くなるのではないか、といったあまり細かな値動きを気にしてもしょうがないようにも見えますね
お読みになっている方の中には、これから始める、という方もいらっしゃると思います。今後も定期的に経過をフォローし、その時々の対応方法などについても検討していきたいと思います。